2021年 映画備忘録

新作 86本

旧作 310本

合計 396本

 

仕事そこまで忙しくない、彼氏いない独身一人暮らし女性で趣味に全振りできる生活になると年間400本近く観てしまうんですね。

2020年はコロナが酷く延期になった映画がたくさんあった。2021年はそれがたくさん公開され、もちろん今年公開予定だった映画も予定通り公開されて(延期されたのももちろんありましたが)、2021年は映画が豊作だった(映画が豊作なのは毎年ですが)。エンタメはやはり私の生活に欠かせない。

 

新作ベスト5

1.『SOBOK/ソボク』

2.『フリー・ガイ』

3.『Summer of 85』

4.『マリグナント 狂暴な悪夢』

5.『花束みたいな恋をした』

 

 

5.『花束みたいな恋をした』

きっと誰しもがこの映画に共感できる部分があるはず。それくらい、"普通の恋愛"を描けていたと思った。自分の過去の恋愛を100%思い出してしまう。菅田将暉有村架純という美男美女をキャスティングしておきながら、どこにでもいるカップルを描いたの本当に凄い。

大学生から社会人になるという大きい環境の変化についていけないの、本当に共感できすぎて首もげた。もう学生じゃないんだよ?って言葉、嫌いだけどその通りなんだよね。いつまでも学生気分じゃいられない。それは、自分の生活も恋愛も一緒。アップデートしていかないと。

この映画は観る人生のタイミングによって全然違った見方ができそう。昨年の劇場公開の頃は長年付き合った彼氏と別れてまだ浅い時期、そりゃ大泣きするわ。果たして今見たらどう思うんだろう?U-NEXTで見放題になったことだしまた観てみます。

花束みたいな恋、って言葉が素敵すぎる。

 

4.「マリグナント 狂暴な悪夢』

ジェームズワン監督。ホラー映画なんだけど、もう面白すぎて観ながら感謝してた。こんな面白い映画を撮ってくださってありがとうございます....。

完全にネタバレ厳禁だからあんま書けないけど、本当に面白いから観てほしい。ホラーだから勧めにくいんだけど、ホラー平気な人は全員観てほしい。本当に怖いし面白い。予想外すぎて面白い。面白すぎる。

ジェームズワン監督といえばSAWや死霊館の監督で、アクアマンやワイスピも撮っている。だから、ホラーの展開にエンタメ的なカメラワーク(これがめちゃくちゃ良くて面白い)が混ざり合って映像的にもすごく楽しめる。

とにかく面白いから観て!

 

3.『Summer of 85』

1985年の夏、6週間の物語。16歳のアレックスと18歳のダヴィド。アレックスにとっては初恋。そう、何にも変えられない初恋。「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という約束を交わす2人。

こんなに切ない初恋の物語、ありですか?いわゆる同性愛の話ではあるんだけど、本当に男女の恋愛物語を観ている感覚となんら変わりない。本当に、恋愛に性別は関係ないと思う。

全編フィルムで撮っているため、なんだかザラザラしていて曖昧で、それが16歳と18歳のまだ若い恋のなんとも言えないあの感じを表していて。

クラブのシーンがあるんだけど、そこは本当に映画史に残るレベルで良いシーン。あんなん好きになるに決まってる。

Rod StewartのSailingとThe CureのIn Between Daysは本当にこの映画に合っている。ほんとフランソワオゾン監督はすげーや。

 

2.『フリー・ガイ』

これはめちゃくちゃ面白かった。単純に面白かった。

主人公はゲームのモブキャラ。この時点でゲーム好きの私は大興奮間違いなし。しかもそれを演じているのが大好きなライアンレイノルズだからね。そんなん好きに決まってる。

誰だって主人公。自分の人生、モブキャラの必要ない。この世に1人もモブキャラなんていない。生きてる人全員が自分の人生の主人公。日々忙しなく生きているとそのことを忘れてしまうことがある。後悔のない人生を歩むべき。自分を愛するべき。

この映画を観たら、前向きになれる。明日も生きてみようかなって気持ちになれる。落ち込んだ時に観る映画リストに入りました。

そしてカメオ出演があまりにも豪華でその点でも楽しい。俳優に詳しいとこういう楽しみ方もできる。

 

1.『SOBOK/ソボク』

余命宣告をされたギホン。そんな彼に国の極秘任務であるクローン・ソボクの護衛をする仕事が来る。が、すぐに狙撃され2人きりになってしまう。明日を生きたいギホンと、永遠の命を持ったソボク。そんな2人はどう逃げて、どう生きていくのか。

人間は生まれながらにして死ぬことが決まっている。しかし、その常識を覆せるとしたら?そんなの望む人がいるに決まってる。その命、欲しがる人がいるに決まってる。

しかし、クローンといっても感情を持った人間にしか見えず、ソボクを犠牲にしてまで生きるべき人間なのか、という自問自答を繰り返す。

AI、ではないかもしれないけど、AIと人間がお互い知らない世界を見せ合って心を開いていくのはいいね。近い将来、こういうこともあり得るのかな。あり得そうであり得なさそうなことが描かれていて、ゾワッとするところもあった。

何より、コンユとパクボゴムの共演。いいに決まってる...。2人ともかっこ良すぎるし演技うますぎる。韓国映画やドラマの「ヒョン」は本当にずるい。かわいい。ある意味でのこの2人のロードムービーでもあるからね。

割とノーマークだった映画がまさか2021年ベストムービーになるとは。やはり映画館での映画鑑賞は最高だ。

 

他でよかった新作は(順不同)

『ヤクザと家族 The Family』

『すばらしき世界』

『あのこは貴族』

『ザ・スイッチ』

『パーム・スプリングス』

アメリカン・ユートピア

『映画大好きポンポさん』

『Mr.ノーバディ』

『キャラクター』

『クルエラ』

『RUN』

『サイダーのように言葉が湧き上がる』

ブラックウィドウ

『プロミシング・ヤング・ウーマン』

『サマーフィルムにのって』

『ドライブ・マイ・カー』

『ザ・スーサイド・スクワット "極"悪党、集結』

シャンチー テン・リングスの伝説』

『護られなかった者たちへ』

『アナザーラウンド』

『殺人鬼から逃げる夜』

『空白』

『MINAMATA』

『最後の決闘裁判』

『ひらいて』

『劇場版 きのう何食べた?

『アンテベラム』

『エターナルズ』

『彼女が好きなものは』

『ラストナイト・イン・ソーホー』

『パーフェクト・ケア』

キングスマン ファースト・エージェント』

 

旧作良かったやつ(順不同)

インターンシップ

おじさん2人がリストラにあってGoogleインターン生として働く話。こういう経験を積んでこそ、仕事で成長できるんだなと感じた。成功も失敗もしないとね。ヴィンスヴォーンとオーウェンウィルソンコンビが好き。

 

『マリッジストーリー』

愛し合って結婚したはずなのに、円満に離婚するために喧嘩ばかりしてしまう。しかし2人には子供がいるから円満に離婚せねばならない。かつては愛し合ったはずの2人なのに、なぜこうなってしまうんだろう。人間は難しい生き物だ。

 

『記憶の夜』

これは騙された。果たして何が正しいのか?人生に正解なんてないのだけれども、この選択は果たしてどうだったのだろうか。

 

ヒットマンズ・ボディガード』

殺し屋とボディガードのバディムービー。まさにコメディアクションで、完全に私好みの映画だった。2人ともめっちゃ喋るし、アクションシーンは申し分ないくらい派手だし、人いっぱい死ぬし。サミュエルLジャクソンとライアンレイノルズコンビが最高。

 

『ショーンオブザデッド』

エドガーライト監督×サイモンペッグ×ニックフロストの最強トリオのゾンビ映画が面白くないわけない。気が付いたらこの映画の世界にどっぷり浸っている。イギリス映画だからQueen流れるけど、それが流れるタイミングが最高すぎるのよ。

 

『パッドマン 5億人の女性を救った男』

インドでは生理は恥ずかしいものとされていた。清潔なナプキンなんてあるはずがなく、それで病気になり命を落とす女性も。それを見たラクシュミが、最初は妻を救うためにナプキン作りを始め、それをインドに、世界に広げていく。人のために頑張れるって素晴らしいことだ。そして生理が恥ずかしいという認識も世界から早く消えてほしい。

 

『デスプルーフinグラインドハウス

タランティーノの中で1番好きな映画になった。こんなに痛快な映画観たことない。ラストのために90分くらい耐えるって感じの映画。前半我慢して観たら後半最高展開が待ってるからまじでとにかく観てほしい。アッハッハ!となる。めっちゃ最高映画観たなってなる。

 

フォレスト・ガンプ

そりゃ名作と言われるだけあるわ。人生はチョコレート箱のようなもの、開けてみるまでわからない。

 

『マイフレンドフォーエバー』

泣ける。こんなに純粋な友情があって、相手のことをたくさん思って、深い絆が生まれて。こんな経験、人生の宝物になるだろうな。

 

『嵐の中で』

タイムリープもの。だけどストーリーはわかりやすいから観やすい。ラストも凄い好き。やられた!となった。伏線回収が気持ちいい。

 

『プランマン 恋のアラームが止まらない!』

韓国のラブコメ。ラブコメだと思って見始めたら泣かされた。チョンジェヨンの演技の幅の広さよ!

 

それでも夜は明ける

約12年間黒人奴隷として生き抜いた人の話。今の時代を生きる人間が知るべき歴史。私はこの映画で自由黒人という言葉を知った。それだけでもこの映画を観た価値があった。怒りと悔しさと悲しみに震えてしまった。

 

『7番房の奇跡』

嗚咽するほど泣いた。暖かい、けど悲しい物語。

 

『ハッピーデスデイ』『ハッピーデスデイU2

タイムリープ系ホラー。ツリーというビッチが殺されてしまうんだけど、目が覚めると殺される日の朝に戻ってる。ツリー、こういう映画ではすぐ死にそうなギャルなのにタイムリープすればするほど強くなっていくのがたまらん。2作続けて見てしまった。

 

スナッチ

大好きなガイリッチーの作品。そして群像劇だから話ごちゃごちゃ。それがまたガイリッチーらしくて最高。そしてブラピがかっこよすぎる。

 

『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』

エドガーライト監督、サイモンペッグとニックフロストで面白くない訳がないんだよな。めちゃくちゃ笑えるいいコメディ。意外とグロくてガンアクションしっかりしてるのもいい。

 

『エクストリームジョブ』

麻薬捜査の張り込みをする為にカモフラージュでチキン店を始めたらそのチキン店が繁盛しちゃうっていう韓国コメディ。一人一人のキャラがしっかりしていて見応えある。

 

アベンジャーズエンドゲーム』

2021年はMCUを見始めた。全作感想書きたいくらいだけどそんなことしたら一生書き終わらない気がするので代表してこの作品を。とにかくマーベル好きになってよかったと心から思えた。この感動を知っている人生を歩めるのが幸せすぎる。でも記憶消してまた観たい。そしてこれからのMCUを追いかけることができるのも幸せすぎる。

 

『ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ』

ガイリッチー監督、ジェイソンステイサム主演。いつまで経ってもタイトルが覚えられない。こちらはガイリッチーの初期作、初期からこんなガイリッチー節ガンガンだったのね。ロンドン行きたくなる。

 

『ひまわり』

第二次世界大戦によって恋仲が裂かれてしまった男女の話。いま観るべき映画かもしれません。戦争で失うものは多すぎる。得るものなんてあるのか?

 

『僕の中のあいつ』

ヤクザ社長とぽっちゃり男子高校生が入れ替わる映画。韓国映画らしいところもあり、めちゃくちゃ笑える。ジニョンかっこよすぎる。

 

『恐怖のセンセイ』

シュールで私は結構好きな映画だった。ブラックコメディっぽい。ジェシーアイゼンバーグ好き。

 

『あの頃、君を追いかけた。』

台湾版も日本版も観たけど、圧倒的に台湾版が良かった。こんな青春送りたかった。よすぎ。

 

オールドボーイ

すっごい胸糞。めちゃくちゃ嫌な鳥肌たつ。もう観たくない。けど今年4Kで劇場公開するんだよな...

 

『ぼくたちのチーム』

LGBT系の映画ではあるけど、ティーンの複雑な心情も描いているから、成人してる私が観ても響く部分はあった。自分は偽っちゃいけない。

 

『ハートビート』

バレエやらバイオリンやら何やらが混ざり合ってるのにしっかりまとまっててもはや異種格闘技

 

『スリービルボード

すごく人間臭い映画。世界はいろんな人間がいるんだなと実感させられる。全員と分かりあうなんて無理、だけど歩み寄ろうとしてくれる人だっている。

 

『神と共に』

第一章、第二章あります。めちゃくちゃ面白いです。韓国映画のおすすめは?と聞かれたらこれ答えるかなってくらい。CG綺麗すぎるし、ストーリーや設定がしっかりしているから飽きが来ないし、伏線回収もきっちりする。ちょっと泣ける。ファンタジー感強いけど、韓国映画らしい一面も。とにかく観てほしい。

 

 

これでもめちゃくちゃピックアップしたんだけど長いね。すいません。

2022年もたくさん映画見るぞ〜!!

2020年 映画備忘録

1年の映画総まとめ。

 

劇場 32本

旧作 252本

合計 282本

 

自粛期間に映画観まくったし、仕事も暇で自分の時間が思ったより取れて想像以上に映画観ましたね。

そして東京に越したことで様々な映画館へのアクセスが容易になり、すぐに映画館に行ける恵まれた環境になりました。今までは近くの映画館でやってないから諦めるということが多々あったけど、東京に住んでる限りほぼない。観たいと思ったら観に行ける、なんて最高な環境なんだ。

 

 

新作ベスト5

 

<邦画>

 

第5位『窮鼠はチーズの夢を見る』

恋愛って難しいよね。好きな人に好きになってもらえるなんて奇跡だもん。

難しい話題ではあるけど、所謂一般的な恋愛って男女な訳で。子孫繁栄とかの意味も含む。政治家か何かのおじさんが生産性とか言って炎上してたこともあったけど、恋愛や結婚って必ずしも男女でする意味無いよね。生産性ってなに。恋愛対象が異性ってだけで偉いのかね?そんなことない。たまたま同性だっただけ。

この映画は男性同士の恋愛を描いている。それだけ。男女の恋愛と何も変わらない。純愛。それでも世間の目だったりが気になってしまう。もどかしい。結局、自分の感情押し殺して異性と恋愛するのが一番なのでは、とも思ってしまう。幸せになりたいだけなのに。

とても胸が締め付けられて、切ない気持ちになる。私はこの映画をレイトショーで1人で観たけど正解だった。9月の23時半、ちょっと涼しくなった夜風にあたりながら1人で悶々としていた。私の恋愛対象は今のところ男性だけど、これから何が起こるかわかんないしな。もっと世間の風向きが変わればいいのに。

 

第4位『劇場版ポケットモンスター ココ』

皆さんご存知の毎年夏に公開されるポケモン映画、今年はコロナの影響もあり冬休みに公開。ポケモンが貰えるとのことで前売券を買って鑑賞。

あくまでも子ども向けだからストーリー自体はわかりやすい。親子愛だったり自然の保護だったり差別(この映画では人間とポケモン種族値の差)だったり、そういうものがわかりやすく描かれている。子ども向け映画って言っても作ってるのは大人だからね。大人が子どもに向けたメッセージと思うとそれだけで胸熱。だから大人が観てもいいと思えるんだよ。

ザルードに思い入れ全く無いのに爆泣きした。こんなん泣くって。あとね、曲がいい。音楽って大事。

ポケモン知識がなくても楽しめる映画だと思う。

 

第3位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

映画界の歴史を塗り替えたこの映画、流行りにのってアニメを鑑賞して映画も観に行ったけど、それはそれは泣いた。流行るのもわかる。シンプルにいい映画。

難しい映画ではないからこそ、台詞の一つ一つがスッと心に入ってくる。大人になり心がトゲトゲすることもあるけど、スーッとなめらかにしてくれるような。

煉獄さんの言うこと、炭治郎の言うこと、全部いい。諦めちゃいけないな、自分を信じて進んでいくしかないんだな。今まで自分がやってきた努力、きっと誰かが見ていて認めてくれる。できないことなんてない、そう思わせてくれる。

きっと春先くらいまでやってると思うので、観てない方はアニメを鑑賞の上劇場へぜひ。私は早く漫画を読もうと思ってます。

 

第2位『罪の声』

実際にあった森永グリコ事件を基にした映画。あくまでもフィクションだけど。

同じ事件に関わっていたとしても、こうも人生が違うのかと驚愕した。生まれ育つ環境の大事さ。残酷だけど、これが現実。

マスゴミと揶揄されがちだが、こういった記者がいることこそがマスコミの存在意義だと思う。記者の仕事として果たすべき責任、被害者として発信する責任、この事件を知っている人間がどうやって事件を世間に知ってもらうのか、正しいことをどう伝えていくのか。

罪に時効なんて作るべきなのか。私はその範囲に詳しくないので何とも言えないが、感情論だけで言うと被害者のこと考えると何の意味があるんだろうと思ってしまう。そして正義って何だろう。辞書通りの意味の正義なんてこの世に果たしてあるのだろうか。

 

第1位『私をくいとめて』

2020年の私は彼氏と別れ、おひとりさまになったわけである。そして一人暮らしも始めた。私はアラサーではないんだけど、一人暮らしのおひとりさまあるあるが刺さりすぎて死ぬかと思った。でも、おひとりさま楽しくて満喫してる。

だからと言って恋愛したくないと言われるとそんなことない。恋愛したいに決まってる。

けど、おひとりさま満喫しすぎて、いざ好きな人できたら・・・っていうのがある。きっと私もみつ子みたいになってしまう。自分のペースで生きて生活して仕事してという日常に、好きな人が加わるだけで日常がすごく変わる。自分のことだけ考えればよかったのに、好きな人のことも考えるようになる。なんということだろう。でも、それって幸せなことなんだよね。一人よりも二人の方が世界は輝いて見える。

林遣都演じる多田くんが最後の方のシーンでとてもいいこと言ってて、こういう人と付き合いたいなと思った。ここに書くとネタバレになるからぜひご覧ください。

 

特別賞『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』

映画好きとしてはちょっと・・・って感じなんだけど、Snow Manを映画館の大画面で浴びただけで大満足でした。

 

<海外映画>

第5位『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

ウディ・アレン最新作。私ウディ・アレン大好きなんだけど、いろいろ問題がありすぎるのよこの監督。今回も公開されるか?ってところまでいって結局遅れて公開された。しかも出演者が出たことを後悔してるという。背景を考えると観る気が失せるが、単純にウディ・アレンファンとして観に行った。楽しみだったんよ。

今回は「ウディ・アレンの映画」って感じで大満足。ウディ・アレン好きな人なら絶対に好き。こんなにもニューヨークの街並みをオシャレに撮れる監督ってウディ・アレンくらいでしょ。

ストーリーも男女のいざこざという安定のやつ。早口で台詞多くてまくしたてられる、あの感じ。余白がない、言葉で説明してくれるのでわかりやすくて好き。

ティモシーシャラメがまじでいい。雨に打たれ、タバコを吸い、女に惑わされ、失恋して、恋愛して。ティモシーが綺麗すぎるのでそれだけでも観る価値ある。そしてジュードロウも出てる。最高なキャスティング。

 

第4位『1917 命をかけた伝令』

凄い映画。映像技術の凄さ。大スケールの映画を観たい人におすすめ。ワンカット風の映像だからあたかも自分が主人公として進んでるような感覚。これは映画館で観てよかったと心から思った。

ジョジョラビット』のようなポップな戦争映画も勿論いいし戦争映画の入り口になるようなもの。サムメンデスの過去作『ジャーヘッド』のような戦争体験をした人がいるのも事実。だからこそこういった真面目な戦争映画もこれからも作られ続けるべきだと思う。戦争を体験したことない人間がどんどん増えているからこそ、映画やドラマやドキュメンタリーなどで戦争のことを学べる機会を増やしていくべき。今のなんでも残せる時代に積極的に残すべき。

ただ作戦中止の命令を届けるだけなのに、大人数の命がかかっていて、もちろん自分も命がけで。ただ、自分がその命令を届けないと大人数の命が無駄になってしまう。死ぬわけにはいかない、しかし死ぬ可能性も高い。こんな困難なミッションを追体験できる映画他にないよ。

あと、ちょい役で出てくる俳優が全員豪華。サムメンデスすごい。

 

第3位『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』

BFF。

真面目な女子高生二人のが主人公。生徒会長とその親友。高校三年間必死に勉強して、いい大学に合格して、あとは卒業するのみ。この二人は真面目で勉強ばっかしてきたから、まわりの遊んでばっかの同級生を少し馬鹿にしてた。そしたらなんと、その見下してた同級生たちはいい大学に進学することが決まっていた。え、私たちは必死に勉強してたのに、遊んでたあんたたちがいい大学に行くわけ?私たちも遊ばないと損じゃない?となり、卒業前夜から二人で遊びだす。

学生時代、適度に遊んで適度に勉強して卒業後自分の望む道に進む同級生が羨ましかった。自分はこんなに頑張っているのに、と思ったこと誰しもあると思う。自分と合わないと思ってた人と喋ってみたらあれ?楽しいじゃん?となる。何事に対しても食わず嫌いはよくない。

アメリカの高校生活楽しそうだな~!めちゃくちゃ羨ましい。。

 

第2位『パラサイト 半地下の家族』

2020年の映画、これを語らずにはいられない。私はこの映画がきっかけで韓国映画、韓国ドラマ、そして韓国アイドルにはまった。

衝撃。この一言に尽きる。2020年様々な韓国映画を観て思ったけど、社会派映画を作るのがうまい。自国の問題をこうも赤裸々に物語化するのは意外とできないことなのでは。

タイトルそのままパラサイトの映画。職がない貧乏家族が金持ち家族に寄生していく。その寄生の仕方がえげつないし、頭がいいとも言える。この頭脳を持っても半地下に住んでいて、仕事がなかったり大学に落ちていたり。韓国の社会の厳しさを感じる。

最初から最後まで面白い。すごい。そして中盤くらいから種明かしが始まり、全く予想してなかったことが起こる。ラストはもうね、ズンと心にのしかかる。起承転結がはっきりしてるから観やすい映画だと思う。観終わったらきっと解説を読んでもう1回観たくなる。

 

第1位『テネット』

ダントツ1位。劇場で4回観た。通常、IMAX2回、MX4Dで。クリストファーノーランの最新作ってだけで観に行く気満々だったけど、まさか4回も行くとはね。

1回目観た時は訳わからなくて、途中から理解することを諦めて映像を浴びていた。金かかりまくってるから映像観てるだけでも楽しいのよ。そして解説読んだりメイキング観たりして何回か観た。いまだに理解できていないこと多いけど、わかってくると楽しい。観れば観るほど理解が深まって楽しくなる。何回観ても楽しめる映画って何本か頭に浮かぶけど、1本増えました。

時間を逆行して第三次世界大戦を止める。タイムリープものは結構存在するけど、群を抜いて難解。ネタバレを踏まないで観て、うわー!ってなって、解説を読んでまた観て、っていうのみんなやってほしい。考えるな、感じろ。

 

 

2020年全体ランキングだと、1位はテネットです。

 

 

旧作よかったやつ(順不同)

 

SPY

ジェイソンステイサム、ジュードロウ、メリッサマッカーシーのスパイアクション映画。

すごい笑えるしアクションちゃんとかっこいいし、活躍する女性って本当にかっこいい。ジェイソンステイサムはカッコ悪いです。

 

『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜』

光州事件が基になっている映画。

コロナが流行り、マスコミの存在意義を考えてしまうけど、こうやって世間に事実を伝えようと真剣になる人がマスコミの仕事をやるべきじゃないのか。

スマホで世界の状況がわかる今の時代がいかに恵まれているのかがわかる。その分デマも多いけど。

 

『新感染 ファイナルエクスプレス』

大好きなゾンビ映画になりました。

韓国のゾンビ、足早すぎや。今までアメリカのゾンビ映画ばっか観てたから、韓国のゾンビの身体能力の高さにビックリ。この世界線のゾンビ禍だったらすぐ死ぬ自信ある。

ゾンビ映画なんだけど家族愛や友情や愛情で泣ける。まさかのゾンビ映画で泣ける。泣けるというか号泣。

 

『幼い依頼人

韓国の虐待をテーマにした映画。実際の事件らしい。

韓国の映画、本当に社会情勢を描くのが上手い。こんな風にリアル描き心に訴えかける。子どもにとって、周りにいる大人の重要性がわかる。愛情の重要性がわかる。

子役の演技が上手すぎて涙が止まりません。

 

『ビューティーインサイド

人は見た目じゃなくて中身。

そういうメッセージを物理的に見た目が変わる人で物語が進んでいく。

 

タイタニック

自粛期間に勇気を出して観たら死ぬほど泣いた。

あまりにも名作だから全員観てください。

 

『チョコレートドーナツ』

男性同士のカップルがダウン症の子を育てようとする話。

親は子供を選べないし、子供も親を選べない。こんな当たり前の事実にムカついてしまう程現実は厳しい。実の親ってだけでネグレクトしてても親権取れちゃうし、ゲイってだけで世間の目は冷たい。

考えさせられる映画。

 

『未来を花束にして』

歴史をなぜ学ぶのか、この映画を観ればわかる。今こうやって生きているのは過去の人たちのお陰なんです。未来のために動いた人がいたお陰なんです。

この映画は女性の参政権を獲得するために動いた女性たちの話。イギリスの映画だけど、日本の過去にも通ずる話があると思う。今私が持ってる選挙権、無駄にしてはいけない。

 

『偽りなき者』

みんな大好きマッツミケルセンの映画。

マッツ演じる男性保育士が、女児によるセクハラ告白によりどんどんと窮地に追い込まれていく。(実際は何もしてないんだけど)

本当に観ていて辛い映画だけど、偏見はよくないって思える。何を信じていいかわからなくなる。

 

『ギルバートブレイク』

ジョニーデップとレオナルドディカプリオの映画。

2時間観終わったあとにあるあのラストが最高。

 

『私の少女時代』

台湾のティーン恋愛映画。もうめちゃくちゃ胸キュンした。ティーンの恋愛ってもう出来ないと思うと悲しい。

 

ガタカ

遺伝子により人生が決まってしまう世界。

努力とは?と考えてしまう。結局ないものねだり。

 

ショーシャンクの空に

これも名作ですね。今更観ました。

人生、希望を持って生きたい。

 

遠い空の向こうに

頑張ろうって思える。夢があって、目標も持って頑張る人間をなぜ馬鹿にできるのか。

 

『シカゴ7裁判』

映画で知る歴史。

物凄い熱量の映画です。自分が恥ずかしくなるくらい、懸命な人たちが闘っている。ラストシーンはもう鳥肌。この事件に精通してる人なら泣いてしまうのでは。

 

『バッドジーニアス』

タイのカンニング映画。

自分の持っているモノをどう活かすか、自分の強みをどう活かすか。活かしたとしたらどうやって生きていくのか。

人間の欲深さにびっくりする。

 

素晴らしき哉、人生!

あまりにも名作すぎるクリスマス映画。

人生って嫌なこと多すぎるけど、生きてるだけでいい。自分なんて、と卑下したくなるが、意外と自分が周りに与えている影響は大きい。

自分のことを好きになれる映画。

 

 

2021年もたくさんの映画を観ます。

2020.12 映画備忘録

劇場

 

1.『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

「愛してる」を伝えられるときに伝えられるって、当たり前じゃないんです。

当たり前が当たり前じゃないと気付かされた2020年。人間の嫌な部分がたくさん見えてしまった。でも、人間って愛で溢れている生物だと思う。感情を言葉にできるんだから。

非常に美しいアニメ。心が洗われます。そして泣けます。

 

2.『罪の声』

森永グリコ事件を基にした作品。この事件が起きた時に生きていないので、こういう実話系の映画は勉強になって好き。

少し長いんだけど、その分丁寧に作られていて、伏線回収もしっかりされていて、非常に見ごたえのある映画。「罪の声」なんです。

各々が持っている責任をどう果たすのか。

 

3.『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』

Snow Manのファンのための映画。長いし3000円もするし、スノファン以外に勧めるのは勇気いる・・・。

でもね、推しを大画面で観るって最高の経験なのよ。なんか3回も観に行ってしまった。パンフも買った。舞台挨拶のライビュも行った。なぜならファンだから。

映画ファンとしては本当に意味わからないけど、そんなこと考えて観るもんじゃねえ。頭空っぽにしてSnow Manを浴びようぜ。

 

4.『燃ゆる女の肖像』

凄く丁寧で美しくて繊細な映画。BGMがほぼないから、息とか波とか風とか意識しないと耳に入ってこないような音がこの映画ではスッと入ってくる。それがなんとも心地いい。

いわゆるLGBT映画なんだけど、そんな言葉では片付けてはいけない。18世紀フランスが舞台。女性同士の恋愛。女性が表立って活動できない時代。同性愛が許されるはずもない時代。そんな時代に出会った二人。

ラストスパートが素晴らしすぎて息をするのを忘れてしまいそうになった。ぜひ、劇場で観てほしい作品。

 

5.『劇場版ポケットモンスター ココ』

今までのポケモン映画でトップレベルでいい映画。そして今までのポケモン映画で一番泣いた。

ストーリーはいろんな映画を混ぜたような感じだから王道で間違いない。そしてこれはポケモン知らなくても楽しめる。ポケモン知ってたらもっと楽しめる。

家族の映画っていまいち苦手なんですけど、これは受け入れられた。ポケモンだからなのかな。

岡崎体育が曲提供してて、それがまた涙腺を刺激する。

 

6.『私をくいとめて』

おひとりさま満喫中のみつ子が多田くんと・・・

簡単にあらすじ書くとこんな感じ。

みつ子に感情移入しちゃう人続出だと思う。誰しもがそんな一面を持ってるはず。私も感情移入しすぎて苦しかった。

勝手にふるえてろ』の大九明子×綿矢りさの2作目、そんなん好きにきまってる。

 

 

旧作

『PK』

SFでコメディーでラブストーリーで宗教的な映画。あ、インド映画です。

こんなに要素盛りだくさんなのに上手くまとまっててすごいよ。

インド映画って明るい気持ちにさせてくれるからいいよね。

 

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』

カンニング映画。頭脳を持った生徒とお金を持った生徒が手を組んでカンニングするんだけど、こんなにハラハラするとは。

人間は欲深い生き物だね。

ちなみにタイ映画。

 

『オールドガード』

シャーリーズセロンがあり得ないくらいかっこいい。私が今まで観たシャーリーズセロンで一番かっこよかった。

他では見たことない設定のアクション映画。ストーリーもしっかりしていて、楽しい。

続編があるなら観たい。

 

素晴らしき哉、人生!

クリスマスに観た。

人生嫌になることたっくさんあるけど、生きてるだけでいいんだよ。生きてればいいことある。

 

2020.11 映画備忘録

映画館

1.『461個のおべんとう』

お弁当の映画。それ以上でもそれ以下でもない、お弁当の映画。お弁当を通しての親子愛が描かれています。とてもほっこりする。

出てくるお弁当が全部おいしそうで、レイトショーで観た私は死にました。そしてお弁当ちゃんと作ろうかなって思ったりしました。思っただけですけど。

 

2.『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

めちゃくちゃ流行っていて、Netflixでアニメを一気見してそのまま映画館に行った。結論から言うとめちゃくちゃ良かった。ミーハーなので申し訳ないけど、すごい感動した。いい意味で単純な映画だから、なんの疑問もなく言葉がすっと心に入ってくる。子供向け(なんですかね?)だからシンプルな話でわかりやすい。普通に泣いた。煉獄さん・・・。

色々な見放題サイトで観られるから、ぜひアニメを一気見してそのまま映画館で観てほしい。きっと興行1位になるんだろうな。それも納得な良さでした。

 

3.『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』

中国のアニメ。中国のアニメ初めて観たけどレベル高い。これがアニメってすごいな。特にアクションシーンがすごい。緩急しっかりしていて、日本のアニメとは違った良さがあった。

もうとにかくムゲン様とシャオヘイの関係性が最高なのよ・・・

そんな私の個人的な感想は置いておくとして、今の時代の中国がこのアニメを作ったことに意味があると思う。これは人間と妖精の話だけど、現実社会に置き換えるなら民族の共存ってイメージかな。自分と違う民族との共存って難しいけど、相手を完全無視して生活するわけにもいかないし。けど自分の生活スタイルも譲りたくないし。相手を否定しない強さ。善悪は他人が決めるものじゃないのよ。

吹替でしかやってなかったけど、中国語音声でも観てみたい。

 

 

旧作よかったやつ

1.『ドライヴ』

内容はまあ普通に面白いかなって感じなんだけど、とにかくライアンゴズリングが超かっこいいわけ。色気がダダ漏れっす。演技も上手すぎるし。台詞少ないのに。

Do you understand?

 

2.『シカゴ7裁判』

とにかくすごい熱量の映画。ベトナム戦争のデモの裁判の話なんだけど、もちろん私は世界史がめっきりだめなので前知識ゼロ。そんな私でも楽しめたし勉強になった。前知識あったらもっと楽しいんだろうけど、私はこうやって映画で歴史を学ぶことも悪くないと思う。

俳優陣豪華だし、演技で魅せる部分もあって満足。

 

 

2020年も終わってしまいますね。12月ラストスパートでたくさん映画を観たい。

2020.10 映画備忘録

映画館

 

1.『82年生まれ、キムジヨン』

私はまだ独身で子供もいないので感情移入っていうのはあまりできなかったんだけど、女性であるならどこかひとつは共感できる部分がある映画だと思う。女性の映画だし女性目線だし女性に観て欲しいのはもちろんなんだけど、男性も観るべき。世代問わず色んな人が観るべき。観て感じることは人それぞれだと思うけど、考えさせられる。

結婚して子供できたらこの映画の見え方全然違ってくるんだろうな。また、母親になったら観たいな。(結婚できるかどうかわからないが)

 

えっ、10月1回しか映画館行ってないじゃん...

 

 

 

旧作よかったやつ

 

『search サーチ』

これめちゃ面白かった。ほぼパソコンの画面で話が進んでくの。斬新でテンポも良くて。映画館で観たかったわ。

インターネットってまじ凄いな、文明の力や!

どんでん返し系の映画です。騙されます。

 

 

ショーシャンクの空に

今更観たんかい、というツッコミは自分でしました。

名作ですね。観ればわかります、名作です。

人生に絶望した時、また見返したいなと思った。人生に絶望した時に映画観る元気があるかどうかわからないけど。希望を持って生きたい。

 

 

『#生きている』

韓国のゾンビ映画。新感染のような、足の速いゾンビが出てくる。ゾンビが足速いってまじ怖すぎだから。

現代のゾンビ映画って感じ。スマホとかドローンとかSNSとか駆使して。新時代のゾンビ映画

ゾンビ禍とかいう恐ろしい世界じゃなくてまだよかったなと謎のポジティブ思考になった。

 

遠い空の向こうに

心に残る映画。私も頑張ろうって思える。諦めないって、簡単なようで難しい...

実話なんだよなぁ。胸熱。

これは私の趣味ですが、主演のジェイクギレンホールが凄いいい演技なのでそこも是非。若くて可愛い。

 

 

スウィンダラーズ

ヒョンビン

 

 

もう11月も終わるじゃんね...

2020.9 映画備忘録

映画備忘録の存在忘れてました。月1くらいで備忘録として自己満で書いていこうかな。

 

劇場

今日から俺は‼劇場版』

観るつもりはなかったけど、時間潰しで鑑賞。ドラマを観ていたから普通に楽しめたけど、スペシャルドラマでもよかったのでは?

 

『mid90s』

ジョナヒル初監督作品。98年生まれだし日本生まれだし、懐かしいという感情は一切ないはずなのに、なんだか懐かしい。きっと13歳のスティーヴィーに感情移入してしまった。大人になっちゃえば2歳上とかほぼ同い年みたいなものだけど、13歳から見た15歳ってありえないくらい大人に見えた。そんなティーンの心情がうまく描かれていた。ジョナヒルあっぱれ。スケボーやりたくなるし、LAに行きたくなる。

 

『リスタートはただいまのあとで』

古川雄輝竜星涼のBL作品。BLといってもとても穏やかな愛の話。好きなった相手がたまたま男だったっていう。好きに理由なんていらない。

 

『ディヴァイン・フューリー 使者』

パクソジュンにドはまりして観ただけで、映画自体はそこまで...パクソジュンの素晴らしい肉体が映画館の大画面で観れただけで満足。

 

『窮鼠はチーズの夢を見る』

公開延期されていて、ずっと楽しみにしていた作品。思った以上に激しかった。ひたすら成田凌を抱きしめたくなる。レイトショーで一人で観て、秋風にあたりながら余韻に浸るのがぴったり。

 

『テネット』

ノーラン最新作。期待しかしてなかった。時間逆行の話。難しすぎて説明できない。もう3回観た。通常、IMAX、MX4D。おすすめはIMAX。製作費が約2億ドル、本物志向のノーランだからこその大迫力の映像、音。ぜひ映画館で。1回では到底理解できないので、何回も観ちゃうと思う。

 

『マティアス&マキシム』

胸がざわざわする。封じ込めていた気持ちに気づいてしまったら、どうすればいいんだろう。グサヴィエドランは相変わらずな作品を撮る。

 

『ブックスマート』

ブックスマートな2人、つまり勉強ばかりしてきて世間知らずな女子高生2人が卒業式を目前にパーティーではっちゃける。日本とアメリカ、高校の文化が違いすぎて羨ましい。本当に最高に笑えて元気がでる映画だった。

 

旧作よかったやつ

ガタカ

DNA操作で生まれた”適正者”だけが優遇される世界。恐ろしいと思う反面、今の時代も出生前検査とかあるもんなぁと...努力じゃどうにもならないことが多いかもしれないけど、可能性を信じないとね。

 

『目撃者』

お勧めされて観たやつ。韓国映画っぽさがあって怖かった。そして韓国の警察って無能に描かれがちだからもう無能としか思ってない。すまん。

 

『悪魔はいつもそこに』

テネットでロバートパティンソンにはまったから過去作みたらあまりにも最低クソ野郎で泣いちゃった。話もとっても暗くて救いようがないから元気な時に観て。

 

『わたしはロランス』

ドランの才能を浴びれる作品。23歳の時に作ったんだからすごいよ。私でありたいだけなのに難しいな。時代が違えば...とも思っちゃう。

 

 

今月は映画館行きまくった。映画館は素晴らしいエンターテインメントだ。

 

2019 映画備忘録

お久しぶりです。

2019年映画備忘録です。ほぼ自分用ですが、何かの参考になればと思い公開します。

 

2019年映画

劇場 22本

旧作 229本

計 251本

 

大学4年生は就活やら卒論やらあるから観る時間なかなか無いのかなと思っていたけど、就活も卒論も割とスッキリ終わったのでたくさん観てました。

何となく250本観れればいいなーと思っていたから超えてよかった。来年からは仕事始まるから全然観られないんだろうなあ・・・

 

自分的新作ベスト5と旧作ベスト5の映画紹介します。

 

新作ベスト5

第5位 『ラスト・クリスマス

12月に入ったら急に街並みはクリスマスの雰囲気になって、なぜか私もその波に飲み込まれてしまって、謎にクリスマス気分になる。そして私の場合はクリスマス映画を観漁る。ちょうどよく劇場公開していたこの作品、どうせクリスマスラブコメなんだろうなと予告編全く観ずに観ました(クリスマスラブコメ大好きなのでね)。

そしたらさあ、まあラブコメではあるんだけど、なんと、人種問題、移民問題、社会問題、LGBTなどなど、ただのラブコメではなかった!クリスマス映画なんだから現実を忘れて頭空っぽにして観られるようなものかと思ってたんだけど、全然違った。普通に泣けます。いい意味で裏切られた映画です。今、こうやって生きていられることに感謝。

Wham!Last Christmasというあまりにも有名な曲、この映画を観てから聴くとまた違った聴こえ方になります。この映画はほぼ全曲Wham!なんですけど、この映画におけるLast Christmasってそういう意味か・・・!となります。

 

第4位『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』

ハッピー映画。女子応援映画。元気がないときに観る映画。観た後に元気になること間違いなし。お疲れな時に観ると、前向きな気持ちになれる。

自分に自信を持つことってすごく大事。私なんて〇〇だから・・・と自分に自信がない皆さま、自分が自分を好いてなかったら誰が好いてくれるの?ネガティブな友達とポジティブな友達、どっちと一緒にいたいかと聞かれたら私はポジティブな友達の方がいい。

自己顕示欲を高めるのってすごい難しいけど、高ければ高いほど自分の人生が楽しくなると思わない?私の人生の主人公は私だから、私が生きたいように生きてやる。

特に女性におすすめです。

 

第3位『アラジン』

ディズニー映画ってさあ・・・いいよね・・・ほぼ100%ハッピーエンドだし・・・

ディズニー映画は最近実写化が多くて、これ実写化すんなよみたいな作品もあるんですけど、これは実写化してくれてありがとうございますって感じのクオリティです。映像がありえんくらい綺麗。期待を全く裏切らない。

アラジンもジャスミンもはまってて、美男美女すぎて眩しい。尊い。そして、ジーニー役のウィルスミスが最高すぎてしんどい。めっちゃはまり役やん。

歌もとっても良い。A Whole New Worldという名曲をはじめ、様々な素晴らしい曲がたくさん聴けます。私は映画観終わった後死ぬほどサントラ聴いてました。

良くも悪くも「いい映画」が観たいって時に観るべき。全く裏切られない。

 

第2位『ジョーカー』

まあ、これは2019年映画を語るうえで外せない作品ですよね。

観るととっても苦しくなる。何が善で、何が悪か、そんなのは人によって違くて。私にとっての悪は、あの人にとっては悪じゃないかもしれない。そんな世の中、くそったれだ。「普通」って何?あなたにとっての「普通」を押し付けないで。

人を笑わせるのと人に笑われるのって結構違くて、笑わせたいのに笑われた時の苦しさって笑った奴らには絶対にわからない。わかるわけない。

悲劇だけと喜劇。

人生は残念ながらある程度生まれた環境に左右されてしまいます。金持ちなだけで上の地位にたつ人間、貧乏だからどう頑張っても追いつけない人間、格差社会で下の人間が上の人間に勝つことなんてあるのでしょうか。

ホアキンフェニックスの演技には本当に感動しました。トッドフィリップスは『ハングオーバー』シリーズで知られるコメディ監督で、トッドフィリップスがジョーカー・・・?と思ったけど、コメディを撮ってきたからこそ、ジョーカーが撮れたんだなと思います。

精神が安定してるときに観てね。

 

第1位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

レオナルドディカプリオとブラッドピットの初共演がタランティーノ作品ってこんなに最高なことあります?

159分という長い作品だけど、タランティーノ作品っぽく最後にばばばっと気持ちのいい演出をしてくれます。最高!映画観終わってケツ痛いこと以外は最高!

シャロンテート事件を基にした映画で、予備知識あった方が面白いよ(私はアホなので予備知識なしで観た)。この映画観終わってWikipediaで読んで、タランティーノ・・・!となる最高映画。

そして、タランティーノ作品らしく、タランティーノの趣味がガンガンに映画に表れています。タランティーノってまじで映画好きなんだなと感じる。ハリウッドも大好きなんだな。映画詳しければ詳しいほどタランティーノ作品って楽しめるよね。

まあ、そりゃバイオレンスなシーンはありますけど、それすらも涙出そうになるくらいでしたね、なんですかこの感覚?(ブラピのアクション大好き芸人だからその意味でも最高だった)

みんな観て。

 

邦画で一番良かったのは『殺さない彼と死なない彼女』ですかね。

 

旧作ベスト5

第5位『Mr.&Mrs. スミス』

ブラッドピットとアンジェリーナジョリーの共演です。2時間美の暴力です。

ブラピとアンジーが夫婦なんですけど、二人ともスパイなんですね、お互いに黙って。その設定だけで大興奮っすわ。お互い大きな秘密を持った夫婦ってなんか良いよね。

スパイアクション映画だから、アクションシーンたくさんあります。先述した通り、ブラピのアクション大好き芸人としては鼻息荒く大興奮しながら観てました。ブラピとアンジーが対峙してボコり合うシーンあるんですけど、史上最強の夫婦喧嘩って感じでとにかく最高です。

「これは詳細を省くが結論だけ言うとお前は死ぬ」っていうTwitterで常連の元ネタはこの映画です。

 

第4位『ドリーム』

1960年代に活躍したエリート黒人女性の話。

今の時代でさえ騒がれている女性差別、60年代なんてもっとひどいと思いませんか?そうなんです、めちゃくちゃひどかったんです。全てが白人ファースト。黒人は別棟のトイレ、黒人は水分補給さえ隠れてやる、ここら辺は衝撃でした。知っておかなければならない歴史を学ぶこともできます。

この映画で一番かっこいいのは白人の本部長です。今の世の中でさえこんな人なかなかいないぞってレベルの人間が60年代にいたと思うとすげえ。本部長みたいな人がこの世に溢れればいいのに。

高い壁に打ち勝ちたい、そんなときに観ると勇気をもらえるかもしれません。

 

第3位『ワンダー 君は太陽

これは本当にもう泣いた。

全人類が観るべき映画。当たり前のことが当たり前すぎて忘れている人がほとんどだと思う。自分の中の当たり前は全然当たり前じゃないんだと気付かせてくれた。

「人は見た目じゃない」ってよく言われるけど、これは本当のこと。私的に嫌いな人は自分の人生からシャットアウトすべきだと思うけど、いくら嫌いでもシャットアウトできない環境にいる人間がいるのが事実。うわ、コイツ苦手・・・と思っても、その人をよく見たらいいところもあるじゃない?ちゃんと知ろうともしないで嫌うのはもったいないよ。

自分ばかりが苦しくて、なんでわかってくれないんだと悩むこともあるけど、みんなの笑顔の裏にはきっと悩みがある。誰も悪くない。

とにかく泣けます。人って、いいなと思えます。暖かい気持ちになれます。

 

第2位『テルマ&ルイーズ』

男性のバディものってよくあるけど、これは女性のバディものです。テルマとルイーズという親友が旅に出るんだけど、その旅先で色々あって・・・という話。

もうね、とにかく最高なの。私が今モヤモヤしている悩みとかクソかよと思えるくらい爽快な映画。気を遣って本心を言わないより、喧嘩になってもいいから本心を伝える方がいい友達だと思わない?

映画が進むにつれてどんどん強くなっていくテルマとルイーズ。この映画は「女性」っていうことを強く押し出していて、同じ女性として女性ということに誇りを持って生きていきたいと強く思えました。私は女性に生まれてよかった。

とにかく爽快な気分になりたいときにおすすめです。

 

第1位『ノッティングヒルの恋人

もうこれは大大大好きな映画になりました。

ハリウッド女優と本屋店員という逆シンデレラストーリーなんだけど、ほんとにこういう話大好きなの。秘密の恋とか、そういうキュンキュン大好きなの。私が絶対にしないような恋を映画でしてくれると本当にキュンキュン幸せ。

ロマンたっぷりで多幸感がすごいです。

そしてそして何より私はヒューグラントが大好きなので、ヒューグラントの恋愛映画ってだけでウホウホしちゃいます。結構ヒューグラントの映画みたけど、これが一番好き。ジュリアロバーツもありえないくらい綺麗だよ。

「She」というあまりにも有名な曲はこれで有名になったみたいですね。合いすぎだもん。

とにかくキュンキュンしたいとき、幸せな気分になりたいとき、ヒューグラントを観たいとき、いつでも観てください。

 

 

ここからは私の趣味部門となります。

 

群像劇賞

ラブ・アクチュアリー

これはまあ名作ですよね。毎年12月に観ようと思いました。大好きなコリンファースとヒューグラントがでてるのもポイント高い。

 

ぶち上げ賞

ベイビー・ドライバー

車×音楽、あまりにもテンションがあがってしまう。爆音映画祭で常連のこの映画、いつか爆音で観たいです。

 

ブラピが最高で賞

ファイトクラブ

今年はブラピの映画をめちゃくちゃ観たんですけど、ファイトクラブのブラピが一番かっこよかったし、何回も言うけどブラピのアクション大好き芸人だから大興奮。話も面白いし。

 

LGBT

『プレートで朝食を』

キリアンマーフィが素晴らしい映画。どの映画でもいい演技だからこの映画でも演技が素晴らしいのはもちろんそうだけど。トランスジェンダーの男性の話で、まわりの環境に負けずに生きていくキトゥンに感動します。

 

スポーツ賞

『サウスポー』

私の大好きなジェイクギレンホールが出ているので観たんですけど、これも死ぬほど泣きました。ボクシングの話で、大事なものを失って、という話的にはありきたりだけどジェイクの演技が本当に泣かせにくる。

 

懐かしくなった賞

ポリーナ、私を踊る

昔に現代舞踊を中心としたバレエ教室に通っていたので、コンテンポラリーダンスを題材にした映画があるなんてびっくりしました。私もまた踊りたい。

 

タロンエジャトン賞

『レジェンド 狂気の美学』

タロン君大好き芸人なので、彼の出演作はほぼ観ました。トムハーディの演技が光るこの映画、トムハの恋人役で出ていました可愛かったあ

 

ゾンビ賞

ゾンビランド』『ゾンビランド:ダブルタップ』

ゾンビ映画も大好きなので色々観ましたが、結局ゾンビランド大好き。

 

 

そろそろ飽きてきたのでやめまーす!(は?)

みなさん来年もいい映画ライフを送りましょう。