2021年 映画備忘録

新作 86本

旧作 310本

合計 396本

 

仕事そこまで忙しくない、彼氏いない独身一人暮らし女性で趣味に全振りできる生活になると年間400本近く観てしまうんですね。

2020年はコロナが酷く延期になった映画がたくさんあった。2021年はそれがたくさん公開され、もちろん今年公開予定だった映画も予定通り公開されて(延期されたのももちろんありましたが)、2021年は映画が豊作だった(映画が豊作なのは毎年ですが)。エンタメはやはり私の生活に欠かせない。

 

新作ベスト5

1.『SOBOK/ソボク』

2.『フリー・ガイ』

3.『Summer of 85』

4.『マリグナント 狂暴な悪夢』

5.『花束みたいな恋をした』

 

 

5.『花束みたいな恋をした』

きっと誰しもがこの映画に共感できる部分があるはず。それくらい、"普通の恋愛"を描けていたと思った。自分の過去の恋愛を100%思い出してしまう。菅田将暉有村架純という美男美女をキャスティングしておきながら、どこにでもいるカップルを描いたの本当に凄い。

大学生から社会人になるという大きい環境の変化についていけないの、本当に共感できすぎて首もげた。もう学生じゃないんだよ?って言葉、嫌いだけどその通りなんだよね。いつまでも学生気分じゃいられない。それは、自分の生活も恋愛も一緒。アップデートしていかないと。

この映画は観る人生のタイミングによって全然違った見方ができそう。昨年の劇場公開の頃は長年付き合った彼氏と別れてまだ浅い時期、そりゃ大泣きするわ。果たして今見たらどう思うんだろう?U-NEXTで見放題になったことだしまた観てみます。

花束みたいな恋、って言葉が素敵すぎる。

 

4.「マリグナント 狂暴な悪夢』

ジェームズワン監督。ホラー映画なんだけど、もう面白すぎて観ながら感謝してた。こんな面白い映画を撮ってくださってありがとうございます....。

完全にネタバレ厳禁だからあんま書けないけど、本当に面白いから観てほしい。ホラーだから勧めにくいんだけど、ホラー平気な人は全員観てほしい。本当に怖いし面白い。予想外すぎて面白い。面白すぎる。

ジェームズワン監督といえばSAWや死霊館の監督で、アクアマンやワイスピも撮っている。だから、ホラーの展開にエンタメ的なカメラワーク(これがめちゃくちゃ良くて面白い)が混ざり合って映像的にもすごく楽しめる。

とにかく面白いから観て!

 

3.『Summer of 85』

1985年の夏、6週間の物語。16歳のアレックスと18歳のダヴィド。アレックスにとっては初恋。そう、何にも変えられない初恋。「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という約束を交わす2人。

こんなに切ない初恋の物語、ありですか?いわゆる同性愛の話ではあるんだけど、本当に男女の恋愛物語を観ている感覚となんら変わりない。本当に、恋愛に性別は関係ないと思う。

全編フィルムで撮っているため、なんだかザラザラしていて曖昧で、それが16歳と18歳のまだ若い恋のなんとも言えないあの感じを表していて。

クラブのシーンがあるんだけど、そこは本当に映画史に残るレベルで良いシーン。あんなん好きになるに決まってる。

Rod StewartのSailingとThe CureのIn Between Daysは本当にこの映画に合っている。ほんとフランソワオゾン監督はすげーや。

 

2.『フリー・ガイ』

これはめちゃくちゃ面白かった。単純に面白かった。

主人公はゲームのモブキャラ。この時点でゲーム好きの私は大興奮間違いなし。しかもそれを演じているのが大好きなライアンレイノルズだからね。そんなん好きに決まってる。

誰だって主人公。自分の人生、モブキャラの必要ない。この世に1人もモブキャラなんていない。生きてる人全員が自分の人生の主人公。日々忙しなく生きているとそのことを忘れてしまうことがある。後悔のない人生を歩むべき。自分を愛するべき。

この映画を観たら、前向きになれる。明日も生きてみようかなって気持ちになれる。落ち込んだ時に観る映画リストに入りました。

そしてカメオ出演があまりにも豪華でその点でも楽しい。俳優に詳しいとこういう楽しみ方もできる。

 

1.『SOBOK/ソボク』

余命宣告をされたギホン。そんな彼に国の極秘任務であるクローン・ソボクの護衛をする仕事が来る。が、すぐに狙撃され2人きりになってしまう。明日を生きたいギホンと、永遠の命を持ったソボク。そんな2人はどう逃げて、どう生きていくのか。

人間は生まれながらにして死ぬことが決まっている。しかし、その常識を覆せるとしたら?そんなの望む人がいるに決まってる。その命、欲しがる人がいるに決まってる。

しかし、クローンといっても感情を持った人間にしか見えず、ソボクを犠牲にしてまで生きるべき人間なのか、という自問自答を繰り返す。

AI、ではないかもしれないけど、AIと人間がお互い知らない世界を見せ合って心を開いていくのはいいね。近い将来、こういうこともあり得るのかな。あり得そうであり得なさそうなことが描かれていて、ゾワッとするところもあった。

何より、コンユとパクボゴムの共演。いいに決まってる...。2人ともかっこ良すぎるし演技うますぎる。韓国映画やドラマの「ヒョン」は本当にずるい。かわいい。ある意味でのこの2人のロードムービーでもあるからね。

割とノーマークだった映画がまさか2021年ベストムービーになるとは。やはり映画館での映画鑑賞は最高だ。

 

他でよかった新作は(順不同)

『ヤクザと家族 The Family』

『すばらしき世界』

『あのこは貴族』

『ザ・スイッチ』

『パーム・スプリングス』

アメリカン・ユートピア

『映画大好きポンポさん』

『Mr.ノーバディ』

『キャラクター』

『クルエラ』

『RUN』

『サイダーのように言葉が湧き上がる』

ブラックウィドウ

『プロミシング・ヤング・ウーマン』

『サマーフィルムにのって』

『ドライブ・マイ・カー』

『ザ・スーサイド・スクワット "極"悪党、集結』

シャンチー テン・リングスの伝説』

『護られなかった者たちへ』

『アナザーラウンド』

『殺人鬼から逃げる夜』

『空白』

『MINAMATA』

『最後の決闘裁判』

『ひらいて』

『劇場版 きのう何食べた?

『アンテベラム』

『エターナルズ』

『彼女が好きなものは』

『ラストナイト・イン・ソーホー』

『パーフェクト・ケア』

キングスマン ファースト・エージェント』

 

旧作良かったやつ(順不同)

インターンシップ

おじさん2人がリストラにあってGoogleインターン生として働く話。こういう経験を積んでこそ、仕事で成長できるんだなと感じた。成功も失敗もしないとね。ヴィンスヴォーンとオーウェンウィルソンコンビが好き。

 

『マリッジストーリー』

愛し合って結婚したはずなのに、円満に離婚するために喧嘩ばかりしてしまう。しかし2人には子供がいるから円満に離婚せねばならない。かつては愛し合ったはずの2人なのに、なぜこうなってしまうんだろう。人間は難しい生き物だ。

 

『記憶の夜』

これは騙された。果たして何が正しいのか?人生に正解なんてないのだけれども、この選択は果たしてどうだったのだろうか。

 

ヒットマンズ・ボディガード』

殺し屋とボディガードのバディムービー。まさにコメディアクションで、完全に私好みの映画だった。2人ともめっちゃ喋るし、アクションシーンは申し分ないくらい派手だし、人いっぱい死ぬし。サミュエルLジャクソンとライアンレイノルズコンビが最高。

 

『ショーンオブザデッド』

エドガーライト監督×サイモンペッグ×ニックフロストの最強トリオのゾンビ映画が面白くないわけない。気が付いたらこの映画の世界にどっぷり浸っている。イギリス映画だからQueen流れるけど、それが流れるタイミングが最高すぎるのよ。

 

『パッドマン 5億人の女性を救った男』

インドでは生理は恥ずかしいものとされていた。清潔なナプキンなんてあるはずがなく、それで病気になり命を落とす女性も。それを見たラクシュミが、最初は妻を救うためにナプキン作りを始め、それをインドに、世界に広げていく。人のために頑張れるって素晴らしいことだ。そして生理が恥ずかしいという認識も世界から早く消えてほしい。

 

『デスプルーフinグラインドハウス

タランティーノの中で1番好きな映画になった。こんなに痛快な映画観たことない。ラストのために90分くらい耐えるって感じの映画。前半我慢して観たら後半最高展開が待ってるからまじでとにかく観てほしい。アッハッハ!となる。めっちゃ最高映画観たなってなる。

 

フォレスト・ガンプ

そりゃ名作と言われるだけあるわ。人生はチョコレート箱のようなもの、開けてみるまでわからない。

 

『マイフレンドフォーエバー』

泣ける。こんなに純粋な友情があって、相手のことをたくさん思って、深い絆が生まれて。こんな経験、人生の宝物になるだろうな。

 

『嵐の中で』

タイムリープもの。だけどストーリーはわかりやすいから観やすい。ラストも凄い好き。やられた!となった。伏線回収が気持ちいい。

 

『プランマン 恋のアラームが止まらない!』

韓国のラブコメ。ラブコメだと思って見始めたら泣かされた。チョンジェヨンの演技の幅の広さよ!

 

それでも夜は明ける

約12年間黒人奴隷として生き抜いた人の話。今の時代を生きる人間が知るべき歴史。私はこの映画で自由黒人という言葉を知った。それだけでもこの映画を観た価値があった。怒りと悔しさと悲しみに震えてしまった。

 

『7番房の奇跡』

嗚咽するほど泣いた。暖かい、けど悲しい物語。

 

『ハッピーデスデイ』『ハッピーデスデイU2

タイムリープ系ホラー。ツリーというビッチが殺されてしまうんだけど、目が覚めると殺される日の朝に戻ってる。ツリー、こういう映画ではすぐ死にそうなギャルなのにタイムリープすればするほど強くなっていくのがたまらん。2作続けて見てしまった。

 

スナッチ

大好きなガイリッチーの作品。そして群像劇だから話ごちゃごちゃ。それがまたガイリッチーらしくて最高。そしてブラピがかっこよすぎる。

 

『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』

エドガーライト監督、サイモンペッグとニックフロストで面白くない訳がないんだよな。めちゃくちゃ笑えるいいコメディ。意外とグロくてガンアクションしっかりしてるのもいい。

 

『エクストリームジョブ』

麻薬捜査の張り込みをする為にカモフラージュでチキン店を始めたらそのチキン店が繁盛しちゃうっていう韓国コメディ。一人一人のキャラがしっかりしていて見応えある。

 

アベンジャーズエンドゲーム』

2021年はMCUを見始めた。全作感想書きたいくらいだけどそんなことしたら一生書き終わらない気がするので代表してこの作品を。とにかくマーベル好きになってよかったと心から思えた。この感動を知っている人生を歩めるのが幸せすぎる。でも記憶消してまた観たい。そしてこれからのMCUを追いかけることができるのも幸せすぎる。

 

『ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ』

ガイリッチー監督、ジェイソンステイサム主演。いつまで経ってもタイトルが覚えられない。こちらはガイリッチーの初期作、初期からこんなガイリッチー節ガンガンだったのね。ロンドン行きたくなる。

 

『ひまわり』

第二次世界大戦によって恋仲が裂かれてしまった男女の話。いま観るべき映画かもしれません。戦争で失うものは多すぎる。得るものなんてあるのか?

 

『僕の中のあいつ』

ヤクザ社長とぽっちゃり男子高校生が入れ替わる映画。韓国映画らしいところもあり、めちゃくちゃ笑える。ジニョンかっこよすぎる。

 

『恐怖のセンセイ』

シュールで私は結構好きな映画だった。ブラックコメディっぽい。ジェシーアイゼンバーグ好き。

 

『あの頃、君を追いかけた。』

台湾版も日本版も観たけど、圧倒的に台湾版が良かった。こんな青春送りたかった。よすぎ。

 

オールドボーイ

すっごい胸糞。めちゃくちゃ嫌な鳥肌たつ。もう観たくない。けど今年4Kで劇場公開するんだよな...

 

『ぼくたちのチーム』

LGBT系の映画ではあるけど、ティーンの複雑な心情も描いているから、成人してる私が観ても響く部分はあった。自分は偽っちゃいけない。

 

『ハートビート』

バレエやらバイオリンやら何やらが混ざり合ってるのにしっかりまとまっててもはや異種格闘技

 

『スリービルボード

すごく人間臭い映画。世界はいろんな人間がいるんだなと実感させられる。全員と分かりあうなんて無理、だけど歩み寄ろうとしてくれる人だっている。

 

『神と共に』

第一章、第二章あります。めちゃくちゃ面白いです。韓国映画のおすすめは?と聞かれたらこれ答えるかなってくらい。CG綺麗すぎるし、ストーリーや設定がしっかりしているから飽きが来ないし、伏線回収もきっちりする。ちょっと泣ける。ファンタジー感強いけど、韓国映画らしい一面も。とにかく観てほしい。

 

 

これでもめちゃくちゃピックアップしたんだけど長いね。すいません。

2022年もたくさん映画見るぞ〜!!