パレードへようこそ

皆さんは同性愛が描かれている映画好きですか?

私は好きです。

シングルマン』(コリンファースとニコラスホルトがあまりにも美しすぎる映画。とても静かな映画だったけど、 映像の色を使って感情を上手く表現しているとても素晴らしい映画。)とか『イヴ・サンローラン』(ブランド自体は興味ないんですけど、ジャケットに惹かれて観たら、ピエールニネが美しすぎて死にました。)とかが印象に残っています。

 

 

というわけで、本日はこちら

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『パレードへようこそ』

 

LGBT団体が炭坑労働者を支援する映画です。ノンフィクション。

1984年、サッチャー政権下。ストライキが収まらず、炭坑夫やその家族は生活困難です。そこで、色々な団体が募金を集め、支援をしていました。あるゲイ団体はLGSM(炭坑夫支援同性愛者の会)という団体名をつけ、活動していました。しかし、同性愛者なんて!という人々がたくさんいたので、支援を断ってしまいます。

 

はあ〜〜〜〜〜〜。

今の時代でさえ同性愛者に対するクソみたいな考えを持つクソがいらっしゃいますが、この時代はそれがもっと顕著です。ムカつく。

同性愛者が集めた金なんて気持ち悪い!いらない!ってわけです。クソ野郎ですね。

 

こういう活動をしている!気持ち悪い!っていうディス新聞記事も書かれてしまいます。

しかし、その新聞記事を見て逆転の発想をするのが凄い。

 

そして、ある人の勘違いでウェールズが支援を受け入れてくれることになり、ウェールズへ向かいます。

そう、勘違いだった。同性愛者団体だとはわからずに受け入れてしまった、どうしよう。

勿論受け入れてくれない人はいました。でも、大半が受け入れてくれた!素晴らしい!

気になることを聞いてみたり、一緒にお酒飲んでを飲んだり、ダンスを踊ったり。

男がダンスなんて!っていうクソッタレを横目にめちゃくちゃかっこいいダンスを踊ったり、とにかく最高。UKロックが詰まってる。

 

ラストはもう最高です。

観てよかったと思うし、自分の信じることは信じて進むしかないんだなと思います。

 

同性愛者って何がいけないんでしょうか。

生産性がないとかいう意見は的外れすぎます。そしたら生涯独身の人とか、男女で結婚して子どもいない人とかどうすんの?そういう人たちだって考えないし生きてるわけじゃない。なんで同性愛者だけが色々言われなきゃいけないの、って感じです。

 

こういう映画を観ると、世界が広がる気がします。